皆さん、こんにちは。
新学期が始まると「朝起きられない。ベッドから出られない。体が動かない。学校に行けない」などと訴える子ども達が増えてきます。

彼らの多くは、一見すると一日中家で寝ていたり、ゴロゴロしていて、十分休んでいるように見えるので、周囲からは「しっかり休んでいるじゃないか?」「甘えているだけだ!」と勘違いされてしまうことがあります。

一方、そんな彼らは「自分はダメなんだ。ちゃんとできていないんだ」と自分を責めてしまっている場合も少なくありません。

実は本当の意味では、彼らは「ちっとも休めていない」のです。

彼らの多くは「学校に行きたい。勉強が遅れるから行かなきゃいけない」と分かっているのに「体が動かない」とか「朝起きられない」と訴えます。

そして昼ごろまで寝て、午後になると朝の体の重さがウソのように、体も軽く、気分もラクになってきます。

しかし、夜になると、また明日のことを考えて気分が沈み、泣き出したり、イライラしたり、情緒がとても不安定になってくるのです。

中には、この不安に耐え切れずにリストカット過食をしてしまう子もいます。

エネルギーを与える家庭?エネルギーを奪う家庭?

朝起きて、準備をして、学校へ行くという作業は、実はとってもエネルギーを使います

多くの学生は当たり前のようにやっていますが、それは「仲良しの友達がいる」とか、「自分を受け入れてくれる横のつながりがある」とか、家庭内でエネルギーがしっかり充電されているかのどちらかです。

エネルギーを充電するためには、「お前はそのままでいいんだよ」と家族に受け入れられて、家庭の中で安心して過ごすことが一番です。

朝起きられないと訴える子ども達の多くは、身体は休んでいるように見えても、家族関係や両親の不仲などで大きな不安や心配事を抱えていて「心が休まっていない」のです。

エネルギーが充電されるはずの家庭が、実はエネルギーを奪っていることすらあるのです!

そこにきて、毎日のように、「早く起きなさい!」「学校に行きなさい!」「そんなんで、どうするの!」「なんでちゃんとできないの!」などと脅され、急かされていたら、もともとエネルギー不足の子どもたちが自分から望んで学校に戻れるでしょうか?

彼らは、一見休んでいるように見えても、エネルギーが充電されておらず、「とても疲れている」、「疲れ果てている」、「燃え尽きている」、だから「もう頑張れない」と訴えているのです。

安心感を得ることが近道!

逆に言うと、彼らの多くは家庭でしっかり安心できれば、自分から勝手に学校に戻ります

個人的な意見になりますが、ずっと休むこともままならない状態で頑張り続けてきた彼らは「相当な頑張り屋さん」だと思っています。

そんな彼らの気持ちを理解して、お母さんが「よく頑張ってきたね」、「心が休めなかったんだね」、「心配かけたね」と声をかけて、毎晩ギュっと抱きしめてあげるだけで、朝起きれるようになって、学校に戻った子をたくさん見てきました(☚ 小学校低学年までですが)。

いろんな医療機関をぐるぐる巡るよりも、よっぽど簡単なことです。

ご家族の存在というのは、それくらい子ども達にとっては絶大なのです

どうしても子どもが受け入れられない・・・

しかし、中には、子どもの訴えに気付いても「どうしても子どもが受け入れられない」、「分かっているけど待てない」、「抱きしめられない」と感じるお母さんもいらっしゃいます。

そんなときは、まずお母さんの心に引っかかっているものを解きほぐすことが必要になってきます。

一人では大変な作業になりますので、一度専門家を頼ってみてください。

それぞれの家庭に合った、親にとっても子どもにとっても、よりラクな「おやこ関係」を一緒に探していけると思います

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