982051df09efa7381a134c296f132f48_s皆さん、こんにちは。

人前に出ると、緊張してしまい、赤面して声も出ず、ひどい場合には歩けなくなってしまうような症状を「赤面恐怖症」といいます。

緊張したり、恥ずかしく感じると、顔が赤くなってしまうことは、大なり小なり誰しも経験があると思いますが、赤面恐怖症で苦しんでいらっしゃる方は、特に「顔が赤くなってしまったらどうしよう!?」「赤面して変だと思われているんじゃないか」といった不安や恐怖を抱きながら人と接しています。

これは本人にとってはとてもつらいことです。

この症状は子どもから大人まで幅広い年齢層に起こりうる症状ですが、一体どのように対処すればいいのでしょうか。

わざと緊張してみましょう!

df7303e089c16532d3dc0d57d8677b5c_s緊張しやすい子に「もっとリラックスしなさい!」というと、ますます「リラックスできない!」と思って不安になってしまいます。

当たり前の話ですが、当の本人はリラックスできないから困っているのに、「リラックスしろ!」というのは、何とも一方的ですよね。

呼吸をゆっくりと」とか「もっと肩の力を抜いて」など具体的なリラックス方法を提案してあげるのであれば問題ないでしょう。

しかし、それでも不安は静まっていかないというのが本人にとっての苦しさでもあります。

私は日々の心理臨床の中で、赤面恐怖症の方の心理ケアにたずさわる際に、「わざと緊張して下さい」「できるだけ、顔を赤くして下さい」と伝えることがあります。

aa79b5c30e6cbd793e84fc48e1fba6bd_sこの時、できるだけ意識して全身の筋肉をコチコチに固くさせ、顔も真っ赤にするように指示を出します。

これは「症状処方」といって、本人が嫌がっている症状をあえて出すように指示することです

たいがい、意識してやろうとすると、できないものです。

さらに、「緊張しながら、歩いてもいいんだよ」と声をかけてあげることもあります。

要は、緊張感を一生懸命排除しようとするのではなく、友達のように「一緒にいてもいいものだ」と思えることが対処法になるのです。

1802c4b7403e2179d3e6bf530b18588b_sまた、緊張状態を意図的につくるという「症状処方」が上手くいけば、自分で緊張感をコントロールできたことになります。

それにより、緊張感が得体のしれない怖いものではなくなってくるのです。

ここまでくれば赤面恐怖症という症状は落ち着いてきます。