皆さん、こんにちは。
最近の親御さんの中には、子どもの自立や親離れを妨げてしまうような親御さんがいらっしゃいます。

子どもが大人になることを無意識で拒もうとしてしまうのです。

簡単に説明すると、1から10まで、みんなお母さんがやってあげてしまって、あげくのはてには「あなたね、お母さんがいなかったら何もできないんじゃないの?」というような場合です。

我が子を傷つけたくない・・・

こういった親御さんは、どこか我が子に対して「かわいそう、かわいそう」というのが口癖で、いつも一歩先、二歩先を面倒見てしまう傾向があります。

なぜなら、そこには子どもを「傷つけまい、傷つけまい」というお母さんとしての心理が隠れているからなのです。だから、必要以上に子どもの面倒をみたり、世話を焼いてしまうのです。

これでは、子どもはいつまでたっても「自分がやれているのだ!」という自信が身についていきませんね。

そして、もしも何かのキッカケで挫折したり、うまくいかないことがあると、「ちゃんとやってくれないお母さんが悪い!」となります。

子どもの立場からすれば当たり前のことですね。

全て先回りしてお母さんがやってくれているわけですから、子どもは決して自分の意思でやっているわけではありません。

当然、思うようにならないことや失敗は、お母さんのせいにするほか術がないのです。

上手くいかないのは全て他人が悪い!

こういった親子関係では、お母さんは子どもの奴隷や召使いのように扱われてしまうことが少なくないので、子どもの思うようにならないことがあると「お母さん、何をやっているんだ!グズグズして!」と威張ってしまうという依存が発生することになります。

こういう依存の在り方を、私は「支配的依存」と呼んでいます。

要は、王様(子)が家来(親)を脅かしながら使って、本当は家来(親)に依存しているんですが威張っている、というような依存タイプのことです。

実は、こういったタイプの子どもが今結構多いのです。

自分の思うとおりにならないのは全部周りが悪いからだ!」「お母さんがこう言ったからから、お父さんがこうしろと言ったから上手くいかなかったんだ。僕(私)は何も悪くない!」などと訴えるようになります。

こういうメンタリティに入り込んでしまうと、どうしても「自分は被害者だ!」という被害者意識が芽生えやすくなってきてしまうので、対人関係でトラブルになりやすくなります。

子ども同士の些細なやり取りであっても、自分の思い通りにならないとすぐに相手を責め立ててしまいます

時には、親や周囲を巧みに巻き込み、自分が一切前面に出ることなく、問題を他人のせいに仕立て上げてしまう場合もあります(大人社会でもこういった方はいますね)。

やはりこういう子は、社会性や柔軟性が育っていかないことになるので、登校拒否予備軍になってしまう可能性が高く、いろんな問題がそこから発生すようになってしまうのです。

一歩・二歩下がったところから見守る姿勢

親が子どもに対して抱く不安や心配は、当然と言えば当然ですが、過度になりすぎるのは要注意です。

親の心配や不安から子どもの行動を一歩も二歩も先回りして、やり過ぎてしまうことは、長い目で見ると子どもの自立心や生き抜く力を奪っていくことになりかねません。

子どもの先頭に立って導こうとするのではなく、子どもの一歩・二歩くらい下がったところから見守り続ける姿勢を是非心がけていただければと思います。