239+

皆さん、こんにちは。
親御さんの中には、我が子を必要以上に干渉しコントロールしたがる方がいらっしゃいます。

こういった親御さんは、残念ながらとても自己中心的な性格をしていることが少なくありません。

子どもが自分のしたいことができて幸福感を感じているというのは本来喜ぶべきことですが、そのように考えることができないのがこういった親御さんの特徴です。

むしろ、その反対に、子どもがやりたいことをしていると自分が置き去りにされたような気分になってしまうのです。

そして、そういう子どもを「自分勝手だ!」と責め立ててしまう場合もあります。

子離れできないB男の親

B男は、結婚して5年目になりますが、両親と妻との間に挟まれ結婚生活がどうにもうまくいかなくなってしまい、当相談室にお越しになりました。

B男は大学卒業後、都内にて就職し、独り暮らしを始めました。

当初、両親はしばらくすれば息子は実家に戻ってくるだろうと思っていました。ところが、B男は職場で知り合った女性と結婚して都内に住み始めることになったのです。

すると両親は、急に実家に帰ってくるようにとあらゆることでプレッシャーをかけ始めたのです。それから様々な問題が表面化してきたのです。

約1年後のこと、両親の結婚記念日に妻と一緒に帰省することなっていましたが、妻が体調を崩してしまい行けなくなったと連絡を入れると、母親が「もしお前が帰って来なければ死んでしまう!」と訴え始めたのです。

しょうがなく、トンボ帰りのつもりで一人で帰省すると、両親は口をそろえて「一週間泊まっていけ!」と言い出しました。

何とかその圧力を振り切って翌日帰ってくると、すぐに父親から連絡が入り「お母さんは病気になってしまった。お前はお母さんを殺すつもりか!」とB男を責め始めたのです。

両親はその後もB男の妻を無視し続け、ひどい態度を取り、B男と妻を傷つけ続けたのです。

B男は両親に対して強い態度に出ることが出来ず、妻に非難されても「わかってくれ・・・」という以外に出来なかったのです。

親によって作り出された無実の罪悪感?

B男の両親の視点からすれば、やりたい仕事を勝手に見つけて都内に住み始めたB男に対して「自分達から逃げていった」と受け取り、そこで結婚したのは「自分に対する嫌がらせ」と認識してしまっているのです(☚これを被害妄想と呼びます)。

こうしてB男の両親、特に母親は、あらゆることについて「私(母)とどっちが大事なの!」と迫っていったわけです。

当然、妻のことが絡めば「嫁とこの私と、どちらが大事なの!」となるわけです。

このような親を持った子どもが大人になり、自分の人生を少しでも自分のものとして生きようとすれば、親によって作り出された「罪悪感」や「フラストレーション」、「怒り」などの感情を抱くことになるのです。

B男の場合、もともと私の所に相談にお越しになられた理由は結婚生活のトラブルについてでしたが、問題は親元から遠く離れ、都内で独り暮らしを始めた頃から始まったこと、そして問題の根源は親にあったことが徐々に分かってきたのです。

結婚生活がうまくいかない・・・

このように我が子を必要以上に支配し、コントロールしたがる親の子どもは、成長してから結婚生活がうまくいかなくなることが多々あります。

最も多いケースが、B男のように結婚した相手と親との間に挟まれてしまうというものです。

我が子が結婚するということは、自分たちのコントロールの手が及ばなくなってしまうことを意味してくるので、子離れできていない親にとっては大変な脅威となるわけですね。

その結果、結婚後の子供の生活ぶりに小言ばかり言ったり、結婚相手のことを認めようとしなかったり、無視をしたり、あるいは陰で悪口を言うことがあるのです。

また、B男のように親にコントロールされてきた子どもは、小さい時から抑えつけられてきたフラストレーションと怒りが心の奥に溜まっていて、そのために他の人間をコントロールしたがるようになることもあり、その点も結婚生活がうまくいかなくなってしまう要因の一つなのです。

おやこ心理相談室では、家族関係、親子関係、夫婦関係、嫁姑関係などのご相談も承っております。
お気軽にお問い合わせ下さい。

関連記事:『支配力の強い母親』『何でちゃんと出来ないの!』『台風のような母親』『心配性の母親親の期待という呪縛』】