臨床心理士が主催する心理相談室。 子育て・不登校・発達障害・家族関係など、さまざまな心の問題にお応えします。

言葉に関する問題

言葉に関する問題  Language & Speech

speech私たちは、「言葉」を通して自分が持っている情報、考え、思い、気持ちなど様々なことを伝えあっています。この言葉に問題が生じる場合、それは心の問題、対人関係上の問題、そして人生を生きていくうえでの問題となりえます。言葉に関する様々な相談事例をご紹介します。

 

来年小学校に入学予定の息子ですが、サ行を発音することが難しいようで、タ行やチャ行になってしまうことが度々あります。例えば、「オサカナ」が「オチャカナ」になったりします。いじめの原因にならないか今から心配です。

icon_aとりわけ、サ行、ザ行、ラ行の発音は、非常に高度なので、発声のためのからだの器官や、脳の発達が完成する必要があります。中には、就学前くらいになってようやく正しく発音が出来るようになるケースも珍しくありません。知能などに発達の遅れが特にみられないこと、発音の幼さが特定の音に限られていること、それに、聴力には問題がないことなど確かめられるようなら、特に本人に意識をさせすぎないように見守っていけばよいでしょう。
例えば、子どもが「このオチャカナおいしいね」とお母さんに話しかけてきた場合、「オチャカナじゃないでしょ!オサカナでしょ!」と言い直しをさせるのではなく、「そうだね、オ・サ・カ・ナ、おいしいね」などと言い直しをしないで正しい発音を添えるやり方が効果的です。ポイントは、子どもが話そうとする気持ちを大切にしながら、楽しく、正しい言語関係を作っていく事です。

中学2年生の息子ですが、小さい頃から、人前で話す時に、どもってしまうクセがあり、最近特に気にしている様子で、話をする事に恐怖心を持つようになってしまいました。親としてどう接していけばいいでしょうか?

icon_a言葉の出はじめが詰まったり、繰り返したり、引き伸ばしたりなど、いわゆる「どもる」状態の事を吃音といいます。吃音をもっているお子さんの傾向としては、生真面目だったり、人間関係において敏感だったり、社会性の面で幼かったりする場合があるようです。
吃音症状の進行には、吃音に対する不安感や恐怖感が大きく関わっていますので、それらを軽減させていくことが必要です。つまり、周囲も本人も、どもってもかまわないと思えるようになることが、吃音を軽減していく近道になります。また、息子さん自身が、自分の吃音のことをしっかり理解する事、そして吃音と向き合い、受入れられるようになることで、過剰な不安、恐怖からも逃れられますし、なにより症状の進行を防ぐことにつながります。
こういったことを家庭だけで関わる事は大変な作業ですので、相談機関などを利用されることも一つの方法だと思われます。

小学校4年生の娘が、家ではよく話す方なんですが、学校に行くと途端に話さなくなってしまうようで、担任の先生から指摘を受けました。どういうことなのでしょうか?

icon_a娘さんの場合、学校という環境に限って、話さなくなってしまうということからも、場面緘黙の可能性が考えられます。場面緘黙は、学校や友人などある特定の場所や状況の時にのみ緘黙状態になります。家庭では、おしゃべりな子どもがいったん本人が話せないと感じる場面に入ると貝のように口を閉ざしてしまいます。小学校低学年から4・5年生位までに比較的多く見られる症状です。
周囲の対応として、娘さんに無理に話させようと強制しないことです。また、周囲が娘さんの症状に敏感に反応しないことです。お家では、よくしゃべるという事は、娘さんにとってお家は唯一安心できる、安全な場所なのでしょう。学校で話しが出来ても出来なくても、今までどおり変わらず接することが大切です。娘さんがいかに安心できる時間・空間を持てるかがポイントです。

1歳2ヶ月になる娘ですが、同年代の赤ちゃんと比べると、どうも言葉の遅れがあるようです。「パパ・ママ・ワンワン」などの発語は全くありません。周りと比べても仕方ないとは思いますが、焦りと不安があります。

icon_a発語年齢の平均は、一般的に1歳から1歳半と言われています。心配になるお気持ちも充分理解できますが、言語発達に関しては、二歳で単語が言えて、三歳で二語以上の言葉でコミュニケーションが取れれば、決定的な言語遅れとは言えませんので、あまり焦らないで下さい。特に初期の言葉の発達には大きな個人差があり、早く発達するお子様もいれば、ゆっくり発達するお子様もいます。
なによりも安定した親子関係をもつことが言葉の発達にとって大切な基礎となります。赤ちゃんは言葉を言えるようになる前から、表情やその時の身体で感じる全体的な状況などによって、感情の交流があります。そのような体験と結びついて言葉をゆっくり覚えていきますので、無理に「教えよう!」とすると逆効果になります。ですから、言葉の発達を促していく時の基本は、音声言語の指導にこだわらずに楽しくおしゃべりをするという雰囲気づくりにあります。絵本を読んであげる事も、言葉の発達にはとても効果的です。しかし、あくまで、絵本を子どもと一緒に楽しんで読んでこそ効果があります。

 

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