臨床心理士が主催する心理相談室。 子育て・不登校・発達障害・家族関係など、さまざまな心の問題にお応えします。

こころに関する問題

こころに関する問題 Heart & Mind

こころの問題は、身体の問題のように原因と結果の関係がはっきりしていません。特に、子どもの心の問題というのは、子どもを取り巻く多くの要因が複雑に絡み合って起こってきます。

怪我や風邪を引いた場合、見れば病んでいる状態がすぐに分かりますが、心が病んでいる状態は、周囲からは分かりづらく、理解しがたい所があります。
健康なこころとは?「心が病む」とはどういうことでしょうか。

小学4年生の息子ですが、暇があれば、爪をかんでいます。癖みたいになっています。深爪をしたり、出血も時々あります。何かストレスでもあるのでしょうか。

icon_a爪かみは、子どもに非常によく見られる癖の一つです。大人でも続いている方もいます。原因としては、緊張や不安、イライラ感などが原因と考えられています。爪かみはそのようなある種のストレスを子どもが感じている時に、それらを和らげ、心を安定化しようとする本能的な工夫といえます。
息子さんの年齢から考えると、十分に遊べているかどうかが重要になってきます。子どもは、遊びの中でストレスを発散しています。ですから、癖があっても充分に遊べて満足を得られていれば、あまり心配はいりません。
きつく注意すれば癖をやめさせることはできるかもしれませんが、しばらくすると、陰に隠れて、こっそり爪をかんでいるなどということもあります。叱るよりは、日常生活で感じている思いや出来事を聞いてあげるだけでも効果が見られる場合もあります。

高校2年の息子です。毎朝、登校する際に、家中の鍵や火の元の確認、何十回と繰り返す手洗いで、かなりの時間を取られ、いつも遅刻しています。

icon_aいわゆる強迫行動と言われるものです。頭では無意味な行動であると分かっているにもかかわらず、自分の中に抑えきれない不安や、駆り立てられるような感じが沸き起こってきて、やらずにはいられない状態です。問題になるのは、息子さんのように多大な時間を費やす為、日常生活に支障が出てくる場合です。
強迫行動がみられる病気には、強迫神経症、うつ病、統合失調症などがあります。また、自閉症やアスペルガー障害なども強迫行為を伴うことがあり、その対処の仕方や治療法は異なってきます。まずは、専門機関に相談してみる事をお勧めします。

高校3年の娘が、自室でリストカットをしている所を発見してしまいました。幸いにも、深い傷には至らず、すぐに処置はしましたが、母親として戸惑っています。

icon_a自傷行為の影には、様々な心の状態があります。思い通りにいかない欲求不満な状態にさらされた時に、それを一時的に解消するために、まわりからの援助を求めて自傷行為に走ることがあります。また、対人関係上の失敗がこの行為のキッカケとなることもあります。他人に対して攻撃したい気持ちを自分に向き変え、自分いじめをしている場合もあります。
リストカットを繰り返す子どもの多くに、「お母さんの期待に答えられないダメな自分を傷つけたい」という訴えや切り傷から流れる血を見て「生きているんだ」と実感し、存在意義を確認する子もいます。
こ のように心の奥には、怒りや後悔、孤独感や空虚感、自己否定など、様々な感情が複雑に絡み合っています。本人もどうしていいのか分からないケースが多いです。できるだけ早く専門家を訪ね、適切な治療を受けることが大切です。娘さんの年齢であれば、十分改善の余地はあります。

中学3年の娘ですが、高校受験のストレスからか、最近、食欲もなく、夜も寝れていないようです。元気もありません。家族ともあまり会話もせず、一人で過ごす時間が増えました。

icon_a実際に面接しないとハッキリとは言えませんが、抑うつ状態の可能性は考えられます。大人でも同様ですが、抑うつ状態では、食欲の減退や睡眠障害、無気力状態などが主な症状です。高校受験のストレスからも、心身に疲れがたまり元気が出なくなってしまった状態かもしれません。
本来子どもは少々の疲れがあったとしても、家で安心してゆっくり休むことが出来ていれば、自然とエネルギーを回復させることができる力を持っているものです。今、娘さんにとって必要な事は、一にも二にも休養です。受験勉強が気になる所だとは思いますが、症状の重症化を防ぐ為にも、けっして無理をさせないで、ゆっくり休ませてあげて下さい。しっかり休養が取れれば、再び受験勉強に力を注げるでしょう。
ただ、子どもの場合、うつ状態の原因となっているストレス状況や葛藤を自分で解決する事は困難ですので、それが何であるかを大人がしっかりと見極め、理解したうえで、ストレス要因を取り除いたり軽減させる工夫が必要です。

息子が自閉症と診断されました。息子の将来がとても絶望的に思えます。

icon_a絶望しないで下さい。自閉症の原因は、決して親や家族にあるとは言えません。育て方や遺伝的な問題ではなく、脳の特性によって起こる発達障害と考えられています。

まずは、ご家族全員で、自閉症についての理解を深めて下さい。周囲の理解や環境整備により、息子さんの良さを引き出し、息子さんらしい生き方を見つけていけます。

自閉症における大きな特徴として、①人との関係が持てず、情緒的な接触ができない、②言葉の有無に関わらずコミュニケーションが取れない、③強いこだわりがある、などが挙げられれます。

接し方としては、一般的な子どもへのかかわりをもう少しこまやかにしたものであり、決して特別なものではありません。例えば、生活に一定の分かりやすいリズムをつくったり、子どもの視点からの言葉掛けを心掛けたり、音声言語で伝わりにくいぶん、情報を視覚化するなど様々な工夫が考えられます。

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