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皆さん、こんにちは。
乳幼児から青年期を専門にしている、おやこ心理相談室には、日頃から様々な年齢のお客様がお越しになります。

過去にカウンセリングに来られた一番小さいお子さんは3歳、一番ご高齢のお客様は90歳です。

小さな子どものカンセリングなんてできるの?

  • 乳児期の専門家なんて聞いたことない。
  • 小さな子どものカウンセリングなんて何をするの?
  • 子どもが自分のことをちゃんとしゃべれるの?
  • 何か変化があるの?

という声をいただくことがあります。

小さな子どもだからといって、カウンセリングができないことはありません。

乳幼児期の子供たちに対応できる機関はまだまだ少ないようですが、自分で話ができるようになる年頃から、カウンセリングは可能です。

もちろん最初は親御さんと一緒に入室していただいて、親御さん、お子さんの双方からお話を聞きます

一人でも大丈夫そうなら、親御さんには退室していただき、お子さん一人でお話を聞くこともありますし、親御さんから離れられないようならば、無理はさせません。

小さな子どもの話を聞くという作業は大人よりも時間がかかりますし、遠回りすることもありますが、SOSを出しているということには変わりありません

その人が出しているSOSを見極めて、関係性の行き詰まりを探すという点では、大人のカンセリングも子どものカンセリングも全く同じです。

小さな子どもの場合、ご家族との関係性の中で行き詰っていることが多いので、必要があれば親御さんにフィードバックしたり、子どもの気持ちを通訳することもあります。

また、お母さんのケアが必要な場合は、その旨を伝え、要望に合わせて対応し、有益な情報があれば提供いたします。

話を聞いてもらう体験は貴重?

私たちの誰もがそうですが、自分に興味を持ってもらって、とことん話を聞いてもらうというのは嬉しいことです。

更に、小さな子どもだからこそかもしれませんが、パパやママが仕事や家事で忙しいうえ、おしゃべりも発達途中なので、誰かに一生懸命話を聞いてもらうという体験はとても貴重なようです。

だから、いろんな問題行動で気持ちを表現しようとしているのかもしれません。

面接中は、とても嬉しそうに目をキラキラさせて、いろんな話を一生懸命伝えようとしてくれます

登校を渋っていた子が話を聞いてもらうだけで学校に戻るなど、話をすることで症状が改善することはよく見られます。

信頼関係が築けてくると、子ども特有の自由さと人懐こさを発揮して、どんどん質問してきたり、部屋の中を自由に動き回ったり、カウンセラーの側に寄ってきたりします

頑張って話をしてくれた子どもたちへは、帰り際にささやかな「お土産」を準備しています。

カウンセリングという体験が、「お土産をもらった場所」くらいの存在で、彼らの記憶の中に色濃く残ることなく、成長とともに消えていければいいな、と思っています。

それが、おやこ心理相談室の目指す「カウンセリング」の立ち位置です。

人はみんな「おやこ」の関係性の中にある

人はみんな、誰かの「子」であり、ときに「親」でもあります。

この脈々と続いていく「親子」という強い関係性の中で、生きづらさを感じることは、おかしなことではありません

私たちは、そんな親と子の生きづらさや関係の行き詰まりに耳を傾けたいと思い「おやこ心理相談室」と名づけました。

これからもたくさんの親子の悩みに寄り添い、少しでもその苦しさを理解できるように努めたいと思います。

自分の悩み、子どもの悩み、親の悩み、どんな年齢であれ、苦しい思いを抱えているのであれば、是非私たちに聞かせてください。

一緒に考えていけると思います。

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