臨床心理士・公認心理師が主催する群馬県のカウンセリングルーム。子育て・不登校・登校渋り・発達障害・うつ・家族関係など、さまざまな心の問題にお応えします。

排泄に関する問題

排泄に関する問題 Toilet Training

排泄は人間の身体、心の健康状態に密接なかかわりをもつ食事、睡眠を含めた三大要素の一つです。身体や心の健康になんらかの問題が生じると、すぐにおなかの具合に影響が出てきます。特に、子どもの頃は、その影響が直接的で、心のストレスがすぐさま排泄の問題として表れることになります。

5歳になったばかりの男の子です。最近になり、時々ですが、うんちを漏らしてしまいます。毎回、パンツに五円玉くらいのうんちが出ていて、つい怒ってしまい、後で後悔する事も多いのですが、どうしたらいいでしょうか?

icon_a3歳半ごろになると、自分でトイレへ行き排便が出来るようになります。身体上の異常がないのに、パンツやトイレ以外のところに排便してしまうことを遺糞といいます。女の子よりも男の子に約4倍多く見られます。
遺糞の原因は、排便のしつけよりも、心理的ストレスのことのほうが多いです。周囲が、原因となっている心理的ストレスを見つけてあげ、理解してやさしく接してあげるだけでよくなる場合もあります。
「あなたのうんちのおもらしをなおすために、お父さんもお母さんも一緒になって応援するから、あなたも頑張ってね」とハッキリ伝える事も大切です。たとえ、うんちを漏らしても叱らず、何か小さいことでもうまく出来た時は、家族全員で褒めて、自信を持たせるようにして下さい。

6歳の女児ですが、いまだにおねしょをします。ほぼ毎日漏らしています。どうすればおねしょがなおるでしょうか?

icon_a幼児期のおねしょは、3つに分けると考えやすいでしょう。夜間につくられる尿が多すぎる「ぐっしょり型」、膀胱が尿をある量以上ためていられない「ちょっぴりずつ頻尿型」、そしてその二つの「混合型」です。この中では、「混合型」が重症になることが多いです。
「ぐっしょり型」では、夕方からはできるだけ水分の量を制限したり、塩分の摂取を抑えることが重要です。「ちょっぴりずつ頻尿型」では、日中におしっこがしたくなったら、5分でも10分でも我慢させ、膀胱がふくれてくる感覚を覚えたり、ためられる量を増やすなどの訓練を主体として対応します。
親御さんとしては、おねしょをしても、「いまにきっとちゃんとできるようになるから!」と励まし、おねしょをしない日があったら、たくさん褒めてあげ、できるだけ劣等感を持たせないよう工夫してみて下さい。

2歳5ヶ月の女の子です。未だにオムツが取れません。どのようにトイレットトレーニングを行えばいいでしょうか?

icon_a早く排尿のしつけができたお母さんがよいお母さんとは言い切れません。きょうだい関係については定かではありませんが、下に赤ちゃんができた時などに、なかなかトレーニングがうまくいかないケースが多いようです。トイレで用を足せるようになる事は成長して、お兄さん・お姉さんになることを意味します。「お兄さん・お姉さんになるよりは赤ちゃんのままでいたい」と心のどこかで思っている場合には、なかなかトレーニングが進みません。また、二歳前後では、何をやらせるにも「いや、いや!」と自己主張が出てきます。この時期がある程度過ぎるまでは、トレーニングは遅らせたほうがよいでしょう。おむつはいつか取れるようになりますので、ゆったりとかまえて、焦らないで下さい

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