子どもの相談の流れ
STEP1 アセスメント面接
初回はまず、お子様の状態について保護者から話をお伺いします。
お子さまが来室されていれば、お子様からもお話を伺い遊んでいただきながら、お子様の状態を観察します(幼児期~学童期低学年)。
そこで理解できた事柄については、カウンセラーから臨床心理学的な説明をさせていただきます。
お子様の状態に心理療法が有効と判断されたら、当相談室で提供できる子どもの心理療法についてご説明いたします。
医療が必要な場合には、医療機関や他の相談機関のご紹介をいたします。当相談室の心理療法を受けようと思われましたら、試験的に子どもの心理療法を開始します。数回通っていただき、お子様とカウンセラーとの相性も見ながら、本格的に継続するかどうかを決めていきます。
STEP2 保護者面接
子どもの問題の解決には、ご両親の協力が不可欠です。当相談室にて子どもの心理療法をお引き受けする際には、必ず親面接を行っていただくようお願いしています。親面接にも料金がかかりますので、保護者に安心して来談していただくために、親面接を含めた月料金をご用意しています。
親面接では、保護者から見た日常のお子様の様子を詳しくお聞かせください。カウンセラーがお子様を理解する上で大変役立つ情報となります。一方、カウンセラーからも、臨床心理学的に考えられることを保護者にお伝えいたします。その情報は、保護者が子どもを理解する上で役立つでしょう。親面接でお子様について話し合うことは、お互いが子どもの理解を深めるために役立ちます。
子どもにこころの問題が生じると、親としての自信をゆるがせます。親面接では、お子様と付き合うときの不安や疑問についても、遠慮なくお話し下さい。対話を重ねていくと、自分のお子様がどんな子どもで、どう関わったらいいのかが自然と見えてきます。このようにお子様と自分に真摯に向き合っていくことは、親自身の大いなる成長につながることでしょう。
STEP3 終結
終結は、お子様の変化により自ずと決まってきます。お子様・保護者が終結しても大丈夫と感じられたら、遠慮なく担当カウンセラーにお申し出ください。カウンセラーは「こころの成長」という観点から、意見を述べさせていただきます。
一般的な目安としては、生活面での変化とともに、こころの成長に進展があることが終結の指標となります。お子様自身の気持ちも大切にしながら、終結の時期を決めていきましょう。