皆さん、こんにちは。
先日、厚生労働省が発表した統計によると、2020年は自殺者の数が11年ぶりに増加に転じ、小中高生は過去最多に上ったそうです。
新型コロナウイルスによる生活の変化などが背景にある可能性が高いと、厚労省は考えているそうです。
コロナ渦による経済的な影響、学校の休校や、外出自粛などの目に見える生活環境の変化から、感染に対する不安や死に対する恐怖、「誰かにうつしてしまうかもしれない」、「大事な人に迷惑をかけてしまうかもしれない」というストレスや心配など、目には見えない心理的な変化まで、誰もがコロナウイルスにより何らかの影響を受けていることは間違いないでしょう。
そのうえ、これまでのように気軽に人とつながって、ストレスを発散することが難しくなっている現状ではなおさらです。
1年以上続く、こういったストレスフルな環境下にいては、心理的なストレスから気分が沈み、うつ状態になったりすることは、なんらおかしなことではありません。
大人でもこれだけの影響を受けているのですから、子どもは平気なんてことはありません。
ただでさえ、現状把握能力や言語能力が発展途中の子ども達は、何が起こっているのかを理解したり、自分の気持ちを表現したり、気持ちを処理することがまだ上手にできないことがあります。
そのうえ、人によっては受験などが重なり、子ども達の心の負担は計り知れません。
そこを理解したうえで、子ども達の気持ちに寄り添ってくれる人の存在が必要不可欠なのです。(詳しくは「コロナ渦の子ども達の気持ちに寄り添う」参照)
どうしても苦しいときは
不安や恐怖、孤独、心配、ストレス、プレッシャー、苦しさ、つらさ…
こんな気持ちでいっぱいになって、わけがわからなくて、苦しくてどうしようもなくて、「自分なんていないほうがいい」「死んだほうがいい」と思ってしまう時は、是非その気持ちを誰かに話して下さい。
誰にも言えない時は、是非私たちに聞かせて下さい。
皆さんが自分の気持ちを私たちに打ち明けてくれたとしても、私たちが傷つくことはありません。
むしろ、皆さんの気持ちを表現することで、同じような苦しみを抱えている人に共感を与えることになるかもしれません。
誰かを頼ることは、決して悪いことではありません。
困ったときや苦しいときは、是非誰かを頼ってください。