200669f9fda3ae5abd433a8b25b1dd60_s皆さん、こんにちは。暑い日が続いていますので、体調管理には十分お気を付け下さい。

さて、学生の皆さんは夏休みに入り、心も体もウキウキ気分に浸っているかもしれませんね。
一方で、毎日子どもが家にいて、3食準備をしなければいけないお母さんにとっては、色々と頭を悩ませることの多い時期かもしれません。

実は、この「夏休み」という時期は、一時的に万引きが多いシーズンでもあります。

つい出来心で・・・」というものから「魔が差した・・・」というものまで理由は幅広いですが、万引きには、繰り返されるという依存性が隠れています。

たまたま捕まったケースであっても、実は何年間も常習犯だったということも珍しくありません。

実際、当相談室にも夏休みに入った途端に、万引きに関する問い合わせが増えています。当然、本人からではなく、事態に焦った母親からの問い合わせですが。

今回は、この「万引き行動」の心理的背景を探ってみることにしましょう。

万引きをする理由:

万引きを繰り返す子どもたちは、「本当に欲しいもの」をもらっていないということで、いつも飢えている子が多いのが特徴です

c5ac761eb65b5e5e87d79712aa61283b_sこの「本当に欲しいもの」とは、簡単に言えば、親からの承認です。

彼らは親から「それでいいんだよ」と言ってほしいのです。「いろいろあるけど、お前はよくやっているよ。それでいいんだよ」、これだけなんですね。

この「本来もらえるものをもらっていない」という飢餓感が万引きに誘います。

要は、万引き行動には、「損ねたものを取り返す」という意味が隠れているのです。

当然のことですが、万引きすると捕まりますね。捕まると親に連絡がいきます。

万引きを繰り返す子どもを見ていると、逆説的ですが、取ることよりも捕まることが目的のような場合があります。捕まると親が恥をかくので、親への復讐の意味もあるでしょう。また、万引きを繰り返すような自分の中の悪い部分が捕まることで処罰されるという目的もあるでしょう。

感情に見合った行動をする

3cd19766ad7458de9db2d70b604cfba7_s大なり小なり、彼らの心の中には、親に対する怒りと罪悪感が渦巻いているわけです。

そして、これらの「感情」に見合った行動をとろうとするわけですね。ここに万引き行動が登場してくるのです。

ですから、「怒り」とか「罪悪感」を何とかしないと根本的な解決にはならないというわけです。

そもそも彼らは、万引きがわかったとき、そういう自分は「軽蔑される。捨てられる」と思っています。

e9b13809c0882030d83082e7408そういう時に、たとえばお父さんが「そうか、そんなに苦しんでいたのか」とか「苦しんでいるお前を何とかしてやりたい。どうしてあげたらいいか知りたい」というようなメッセージを伝えると、それこそ涙、涙の場面になります。

子どもは、自らを犠牲にして親のそういう言葉を求めているのです。お母さんの「今のままでいいのよ」の一言で、すべてが解決してしまうこともあるくらいです。

出来れば子どもが思春期に入ってしまう前の段階に、こういった言葉のシャワーを浴びせ、「承認欲求」を満たしてあげたいものです。