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画像皆さん、こんにちは。
本音の会話』というのは、簡単なようでいて、とても難しいものです。

本音の会話とは「相手に自分の気持ちを伝える」ということです。

実際、自分の気持ちを表現するのではなく、物事や自分以外の人の気持ちで会話をする人の方がはるかに多いように感じます。

自分の気持ちを伝えるのは、申し訳ない・・・

画像日本人は、比較的自分の気持ちを伝えることに関して「恥ずかしい」とか「みっともない」、特に「正直に言うと相手に悪い・申し訳ない」というイメージを持っていらっしゃる方が多いようです。

この現象は、日本人の持つ自尊感情とつながりが深いのではないかと思いますが、私が出会った子ども達の中には「自分の発言が相手を傷つける」と本気で信じている子もいました。

お母さん達の中にも、自分の素直な気持ちを伝えると「相手に悪い」とか「相手に嫌われるかもしれない」と思って、いつも理由を取り繕っている方も多いのではないでしょうか。

この会話が悪いわけではありませんが、こんな風に人と付き合い続けると「疲れ」がたまってしまい、結果的に人付き合いが苦痛になりかねません

子どもを褒めるときに使う言葉は?

画像この会話のクセは子どもを褒めるときに顕著に表れます

子どもが学校で困っているクラスメイトに声をかけ、手を差し伸べることができた」と先生から報告を受けたときに皆さんならどんな言葉を使って子どもを褒めますか?

自分の気持ちを伝えることができる人は;

「あなたがお友達に優しくしたって先生から聞いて、お母さんはとても嬉しいわ」などと伝えます。(パターンA

一方、自分以外の人の気持ちで会話をする人は、

「お友達に優しくしたんだってね。えらかったって先生が褒めてたわよ」などと伝えます。(パターンB

どちらが良くてどちらが悪いと言うことではありませんし、場合によってはどちらも必要ですが、この二つの伝え方には大きな違いがあります。

受け取る側には大きな差がある

画像使っている側としては、どちらでも大して差がないように見えるかも知れませんが、受け取る側から見たら大きく違ってくるのです。

Aでは、お母さん(自分の一番身近で大切な人)が喜んでいるということが大きな意味を持ちます。

子どもは自然と「お母さんが喜んでいるから、これで良かったんだ、自分はいいことをしたんだ」という安心を覚え、同じことが起きたら同じ事をします。

一方、Bでは、先生は褒めてくれましたが、一番大切なお母さんの気持ちが見えず「これでよかった」という確信が持てず、不安を覚え、同じことが起きてもまた同じことをすべきか悩みます。

画像子ども達は、何が良くて、何が間違っているのかを身につけるときに、母親の感情を基準に判断することが多いので、Bのような会話が続く限り、自分の行動に対して絶対的な確信を持つことができず、自分の行動や判断が常に不安で、常に迷うのです。

これは、子どもが小さな赤ちゃんでも思春期の暴れん坊でも同じことです。

良いことをしたら喜び、悪いことをしたら悲しむ。そして、それを責任を持ってきちんと伝える」ということが大事なのかもしれません。

夫婦関係も同じ

画像旦那さんとの関係も同じです。

「旦那さんが何もしない・何も言わない」と訴える奥さんは多いのですが、では、奥さん自身はどうでしょう?

夫婦の行動・判断もお互いの感情に左右されることが多く、相手が好むことや喜ぶことはやりたくなるし、嫌がることや悲しむことはやりたくないと思うのが自然です

しかし、相手の感情が分からないという期間が長くなってくると、どうしていいか分からなくなってしまい、日常が機械的になり、何もしない・何も言わないという選択をするようになってしまうのかもしれません。

IメッセージとYouメッセージ

画像あなたの持つ会話のクセに気が付いたら、意識をすることで変えることができます

パターンAのように自分の気持ちに焦点を置き、文章を「私は」でスタートして感情を伝えることIメッセージと言います。

逆に、パターンBのように相手に焦点を置き、「あなたは」で会話を始めることYouメッセージと言います。

本音で会話することができる人はこのIメッセージを使っています

一方、本音を避けて会話する人はYouメッセージを使うことが多いようです。

Iメッセージを使うと、自分の言動に責任が生まれます

Youメッセージは相手が主役なので、何を言ったところで自分が責任を負う必要はありません

要するに、Iメッセージを使うには、自分の発言に自信を持って、責任を負えるくらいの自尊感情が必要なんですね。

Iメッセージを使うトレーニング(③ステップ)

画像Iメッセージを使いこなせるようになるには、それなりのトレーニングが必要です。

①紙に書いて練習: 「私は・・・」というフレーズを、時間をかけて慣れるまで何度も練習していきます。

②メールやラインで使う: 一度書いた文章を何度も読み直し、冷静に確認することができます。

③実際の会話で使う: 失敗しても気にせず、今までの練習の成果を発揮しましょう。

日頃から少し意識するだけでも変化はあります。

例え、失敗して落ち込んだとしても、失敗に気が付いた時点で大きな変化です。

Iメッセージに溢れた関係がいかに気楽で疲れないかを、皆さんにも是非体験してほしいと思います。

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