皆さん、こんにちは。
ここ数年において、日本でもアメリカや欧州諸国と同じようにではありませんが、心理カウンセリングが随分と日常に近づいてきました。
しかし、まだまだ身近な存在とは言えません。
重い悩みを持っていなくても、ちょっとしたかかりつけ医のようにカウンセリング・ルームや心理相談室の門を叩くことが出来る時代が来るまでにはもうしばらくかかるかもしれませんね。
悩むことは情けないこと?恥ずかしいこと?
その背景には、まだまだ自分の悩みを;
- 「情けない・・・」
- 「恥ずかしい・・・」
- 「みんな一人でできているのに、どうして自分だけが・・・」
- 「こんな悩みで相談するなんて笑われてしまうかも・・・」
などと考えてしまい、問題を外に出さずに一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
問題を一人で抱え込んでしまうとストレスが増大し、そのまま放置しておくと適応障害やうつ病、精神的・身体的疾患などにつながってしまうこともあります。
実は「たいしたことではない単なるストレスだ」と考えている気持ちの上でのストレスが、実は大きな問題になっていくことがあるのです。
また、「一人で問題を解決しなければ・・・」とあがくものの、逆に問題がこじれてしまい、長期化したり、重大な問題に発展してしまう可能性も増してしまうことがあります。
そのため、誰かに話をじっくり聴いてもらい、的確なアドバイスや提案をもらうことが時に必要になってくる場合もあるのです。
心理の専門家を選ぶメリットって?
これまで人に自分のことを相談する習慣が少ない方の場合、自分が現在悩んでいる問題を誰にどのように伝えたら良いのかが分からないことがあります。
このように相談することに慣れていない人が、自分の問題を打ち明けるときに伝えるべき相手を間違えてしまうと、求めていた反応とはまったく違った反応が返ってくるなどして、かえって傷ついてしまうという事も起こってしまいます。
また、問題の渦中にいるときには、安心や安全を提供してくれる的確な相手を選びにくいような心のフィルターが勝手に働いてしまうこともあり、そのような危険性が高くなってしまうのです。
そうすると「二度と同じ過ちをしたくない」と心に誓い、また問題を自分で抱えるようになってしまうという悪循環に取り込まれてしまうのです。
また、的確な相手を選んだとしても、自分が感じていることや思っていることをうまく伝えることができず、相手に理解されないで傷ついてしまうケースも少なくありません。
自分の悩みを言葉にすることは難しい
ただでさえ自分の内面を言葉にすることは難しいことなので、困っている事柄に関してはさらに難しさは増してしまうのです。
そして、相談される側も、自分が相談する経験が少なかったり、本当に深い人の思いを聞くことに慣れてない場合、「どのように話を聞いたらよいのか分からない」ことがあります。
そうすると、相手の話を中途半端に聞き流したり、適当にアドバイスをしたりして、結局相手に失望感を与えてしまったり、あるいは真剣に聞くもののどうして良いのか分からず、その人も受けた相談を自分の問題として抱えてしまうなど、困った結果になってしまうこともあるのです。
頼れる力があると自分を守れる
また、余りにも自分が追い詰められているように感じる状況にいたりすると、問題をつかむこと自体が難しくなり、自分の悩みをはっきりと訴えることができない場合も少なくありません。
そのような時には、何が問題なのかを解きほぐしながら、一緒に解決策を探していく作業を丁寧に行っていきます。
一人で抱え込まず、是非「こころの専門家」に悩みを語っていただきたいと思います。
皆様とのコミュニケーションを通して、皆様の望まれる方向に進めるようお力になりたいと思います。
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