パソコンやスマートフォンから気軽に接続でき、今やいつでもどこでも楽しめるようになったインターネット。上手に使えば非常に便利なツールですが、一方でインターネットに夢中になりすぎて、いつの間にか“依存症”の状態になってしまう人が増えています。
今回のテーマは「インターネット依存症」です。
早速ですが、以下のあてはまるものにチェックしてみましょう!
5つ以上チェックが入ったら要注意です。
インターネット依存 CHECK LIST
□ | 予定していたより長時間ネットを利用してしまう |
□ | ネットを利用していない時も、ネットのことを考えてしまう |
□ | ネットを利用していないと、落ち着かなくなったり、憂うつになったり、落ち込んだり、いらいらしたりする |
□ | ネットの利用時間を減らそうとしても、失敗してしまう |
□ | 長時間ネットを利用していないと満足できなくなっている |
□ | 落ち込んだり不安やストレスを感じたとき、逃避や気晴らしにネットを利用している |
□ | ネットの利用が原因で、家族や友人との関係が悪化している |
□ | ネットを利用している時間や熱中している度合いについて、ごまかしたりウソをついたことがある |
インターネット依存とは?
インターネットが問題使用となってしまう構成要素には以下の4つが挙げられます。
- 過剰使用
時間の感覚を忘れ、睡眠や食事など日常生活における基本的な活動が出来なくなり、昼夜逆転によって学業生活が送れなくなってしまいます。 - 禁断症状
周囲が制限をしようとすると激しく怒り出し、時には家庭内暴力を起こしてしまう場合もあります。また、インターネットを使用していない時は、抑うつ状態でやる気がありません。 - 耐性(我慢が利かない)
より良いコンピューター機器の設備やソフトウェアを求めるがゆえに、多額の借金をしてしまう場合もあります。 - 悪影響
親子間で口論が増え、ウソをつくようになります。業績や成績の悪化も目立ち始めます。社会的孤立や引きこもりなど、社会との接点が極端に少なくなってしまいます。
重症ケースになってしまうと・・・
インターネット依存症には、軽度レベルのものから重症レベルのものまであります。
重症レベルに達してしまうと、自室に引きこもってオンラインゲームや動画鑑賞などにのめり込み、食事もおろそか、身だしなみも適当になり、寝る時間も遅くなります。
そうすると学校の成績も低下し、遅刻・欠席も多くなり、最悪不登校となってしまい、退学や転校を余儀なくされてしまうこともあります。
そうなると家にいる時間が長くなり、結果として勉強するわけでもなく、インターネットをする時間もさらに長くなってしまいます。
特に夏休みなどの長期休みに生活が乱れやすく、インターネットやゲームにもさらにのめり込みやすくなるようです。
社会的悪影響が目立ちますが、長時間同じ姿勢を取っていることが多いことや、極度の運動不足、食生活の乱れなどが原因による身体的な悪影響もしばしば出現します。
また、インターネット・コンテンツやゲーム内でのアイテムを購入するのに多額の浪費をしてしまうこともあります(時には100万円単位で!)。
そこまで重症ではなくともインターネットやゲームのやりすぎで成績が悪くなったり、日中に眠くなってしまう人も比較的多いようで、これらが積み重なると深刻な問題に発展してしまうこともあります。
困りかねた家族がインターネット環境を取り上げようものなら、激しい怒りと暴力が家族に向いてしまうことさえあります。
ここまで発展してしまう前に、何か打つ手はないのでしょうか?
家庭でできるインターネット依存の予防
- 若年のうちはなるべく高性能なインターネット機器やスマートフォンを本人に持たせることを控える。
- パソコンやゲーム機は、居間などの共有スペースのみに置くようにする(独りで利用させない)。
- あらかじめインターネット使用時間に関するルールを家族内で作っておく。
- インターネット、ゲームの使用時間等に関する日記などをつけて、現状を正確に把握する。
- 金銭面に関して(掛け金問題)家族が確実に制御する(クレジットカードの管理など)。
- 生活リズムを崩さないよう注意する。
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- インターネット依存症, ネット依存
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