みなさん、こんにちは。
今回は、「一人っ子」についてご紹介いたします。
一人っ子は、兄弟・姉妹がいないので、「かわいそう」というイメージを抱かれやすいようですが、果たして一人っ子は本当にかわいそうなのでしょうか。
親の姿勢や資質が子どもに与える影響?
第一子が生まれたら、周囲から「一人じゃかわいそうだから早く兄弟・姉妹を産んであげて」とプレッシャーを受けたことがあるお母さんも多いのではないかと思います。
確かに、兄弟がいないことで幼少期は少しさみしい想いをすることもあるでしょうし、兄弟がいる家庭がうらやましいと感じることも多少あるかもしれません。
また、将来何か起きたときに兄弟がいないことで、苦労をすることになる可能性もあります。
しかし、臨床現場から見ると、兄弟・姉妹の有無よりも、親の姿勢や資質の方が、子どもの人格形成に及ぼす影響ははるかに大きいように見えます。
「一人っ子」が原因で、心配な状況になることはほぼありません。
「一人っ子」のメリットとは?
実際、一人っ子は責任感が強かったり、芯も強く、家庭を持つのも早かったりする傾向があります。
結婚後、自分が手厚く育ててもらったように、自分の家族もしっかり守ろうとする方も多いです。
逆に、子どもがたくさんいても、お父さんやお母さんの接し方次第で心が健やかに育たないことも多々あります。
また、一人っ子本人にしてみても「一人っ子」が当然で、あまり気にしていない子がほとんどです。
むしろ、「一人っ子」であることを前向きに受け入れて、友達を作ることを覚えたり、周りの人を頼ることを学んだりと、人間関係力を高めて、毎日を楽しんでいる子もたくさんいるでしょう。
兄弟・姉妹との比較にさらされず、マイペースに自分らしさを探求することができ、自分のやりたいことや好きなことに熱中することができる子もたくさんいますね。
「一人っ子」という枠組みをはずしてみる
「一人っ子だからかわいそう」「わがままになるかも」と心配してあれこれ先走るよりも、「一人っ子」という枠をはずして、その子の本質を見て、いいところを伸ばすお手伝いをしてあげると子どもも嬉しいかもしれませんね。
一人っ子に関わらず、どんな家族構成でもメリット・デメリットは必ずあります。
それぞれの家族の形に合った、みんなが居心地良く過ごせる家族関係がきっとあるはずです。
家族みんながラクに、自分らしく生きていける関係が見つけられることを応援しています。
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