皆さん、こんにちは。
「育児が苦しい。子育てに自信がない・・・」と訴えるお母さんたちの中には、なにか「パーフェクトな母親」にならなければいけないと思い込んでしまっている女性がいます。
「よいお母さんになりたい!」と願う気持ちは大切ですし、完璧を目指すのも悪いことではありませんが、これが行き過ぎると自分も苦しいし、場合によっては、子どもや夫の負担にもなってしまいます。
完璧を求める母親の心理
どうして完璧な母親を目指そうとするのかというと、一つにはそのお母さんの性格があります。
たとえば、とてもきれい好きなお母さんで、いつも家中がきれいに片付いていなければ気が済まないという人は、食べ物をこぼしたり、ティッシュペーパーを箱から全部出してしまうような子どものイタズラを放っておけなくて、散らかすそばから片づけて回ろうとします。
すると一日中、子どもの後片付けに追われることになって、そのうちに疲れてイライラが溜まってしまいます。
子どもがいても「家の中はきれいにしておきたい!」と心掛けるのはよいことですが、ある程度のところで妥協しないといけない部分もあるわけです。
ところが、この妥協ができないと自分が苦しくなってきます。
他にも、離乳食はすべて手作り、子どもの服もいろいろ作ってあげるのが夢だったというお母さんもいました。
もともとお料理が好きだったそうですが、このお母さんは、愛情をこめて料理や服を手作りするのが「よいお母さん」だと考えていたのです。
ところが実際に子どもが生まれてみると、とてもそんな時間はないし、自分も疲れているのだけれど、「よいお母さんになりたい!」と思うから無理をして、自分が考えていたとおりにやろうと努力していました。
ところがある日、自分が心をこめて作った離乳食を子どもが吐き出してしまったことからショックを受けて、子育てが嫌になってしまったというのです。
「まじめ」と言うのは、ふつう長所に数えられるものですが、それも過ぎるとちょっと困るようなことになってしまうんですね。
ほどよいお母さんのススメ
よいお母さんになろうという気持ちは立派ですが、子育ては息の長いマラソンのようなものですし、毎日のことなので、適当なところで手を抜き、息抜きができないと苦しくなってしまいます。
子育て真っ只中のお母さんには、「よいお母さん」を目指すのではなく、皆さんなりのよいお母さんで構わないと思う気持ちの余裕、皆さんは皆さんなりに十分よいお母さんなのだと思う自信を大切にしてほしいと思います。
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