皆さん、こんにちは。
「自分を大切にする子に育ってほしい」と願うお母さんは多くても、「自分を大切にする母親でいたい」と願うお母さんはあまり多くないように感じます。
自分自身を大切にできる力を『自己肯定感』や『自尊感情』と言いますが、心の健康を考えていく上で、大変重要な考え方の一つになります。
では、「自分を大切にする」とは一体どういうことなのか考えてみましょう。
「自分を大切にする」ってどんな感じ?
自分を大切にできる人は;
- 自分のことがまあまあ好き
- 困ったときに人に頼れる
- 自分の気持ちを素直に言える
- ガマンばかりしない
- 多少のミスはしょうがないと思える
- 無理をしない
などのような傾向があり、自分自身に優しくできます。
一方で、自分を大切にできない人は;
- 自分のことが嫌い
- 自分を責める(相手も責める)
- 素直に気持ちを表現しない
- 周りの顔色を伺う
- 自分の弱さや欠点が許せない
- 人に迷惑をかけたくない
- ガマンばかりしている
- 無理して頑張る
などの傾向があり、自分に厳しく、自分いじめを辞められないことがあります。
自分が悪かったから・・自分がいけなかったから・・・
自分の気持ちをガマンし続けていくと、徐々に相手が信じられなくなり、時には、攻撃的になってしまったり、対人関係がスムーズに行かずに、トラブルに発展してしまうことが増えてきます。
親子関係でも、夫婦関係でも同じことです。
子どもの問題で悩むお母さんの中には、自分の育て方が悪かったと自分を責めていらっしゃるお母さんも少なくありませんが、そういうお母さんは、子育て中に自分を大切にできなかった、もしくは大切にしてこれなかった可能性が高いのです。
お母さん自身の意識改革を!
「自分を大切にする心」は、自尊感情(セルフエスティーム)と言います。
子どもを育てる上で、お母さんの自尊感情は大変影響力が強く、自尊感情が低い母親の元で育つと、やはり自尊感情の低さを学習してしまい、自分を大切にできる子どもは育ちにくくなってしまいます。
何かあった時に「自分のせいだ」と自分を必要以上に責めて「誰にも頼れない」と悩みや苦しさを一人で抱え込んでしまうことになります。
母親として、子育てという並大抵でない大仕事(苦行)を一生懸命に愛情を持ってこなしてきたという事実に間違いはないのですから、こんなに頑張っている自分を大切にできないのは、とても寂しいことです。
「自分を大切にできない母親」を卒業したいと望むなら、日頃から「自分に優しく」という意識を持って、今までの自分の考えや行動パターンを一度見直してみる必要があるでしょう。
お母さんの意識改革がもしかすると問題解決への一番の近道になるかもしれません。
一人で取り組むことが難しいようであれば、その作業を一緒に考えさせていただきますので、その際はお気軽にお問合せ下さい。
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