107+

皆さん、こんにちは。
当相談室には、様々な悩みを抱えた方やご家族がお越しになります。

そんな皆様に、当相談室では、精神分析的心理療法を用いて心理カウンセリングを実施していますが、心理療法の過程が進むにつれて、相談者にはある変化が起き始めます。

その一つとして、「主訴」と呼ばれる、その時に一番困っている症状や状態が改善され、苦しみが軽減されることが挙げられます。

しかしそれは、相談者に生じる広範囲な変化の一つにすぎません。

相談者によって、心理療法がどう影響し、どう変化していくかは様々ですが、数多く起きる変化の一部として、以下のようなことがあります。

心理療法を受けたいけれど、不安や怖さもあって、迷っている方は、是非参考にしてみてください。

心理療法の効用:

  • 自分のことが好きだと思えなかったスタンスから、「自分をそのままで好きだ」と感じ受け容れることができるようになります。

 

  • 他人から悪く思われるんではないか?」という不安が減ってくるので、人との関係がより自由でラクになります。

 

  • 生きること自体がラクに感じられるようになります。

 

  • 自分の気持ちや感覚が信頼できず他人に頼ろうとする生き方から、自分の正直な気持ちや感覚をより信頼できるようになります。

 

  • 現実をより客観的に見るゆとりが生まれます。
    それまでは、物事や他人について悲観的に、悪いように受け取る傾向が強かった方でも、より現実に即した見方、感じ方をするようになります。

 

  • 考え方がより柔軟になります。
    「白か黒か」と考えがちだった人が、「白も黒も両方だなぁ」と考えるようになったり、「絶対にこれしかダメだ!」と考える傾向が減り、「こういう見方、感じ方、方法もあるなぁ」と、異なる側面を見ることができようになります。

 

  • 心の痛み、苦しみ、憎しみ、寂しさの部分から他人や周囲に反応することが減り、穏やかさ、寛容さ、共感的理解から他人に反応することが増えるので、安定した人間関係を築けるようになります。

 

  • 自発性とヤル気が湧いてきます。
    そして、「もっと良い人生にしよう!」とする動きが起きてきます。

 

以上が、心理療法を通しての効果となります。是非、参考にしてみて下さい。

関連記事:
☛『心理相談室利用ガイド
☛『心理療法家の役割
☛『治そうとせず、わかろうとせよ!?』】

107+