人間のコミュニケーションスタイルには、大きく分けて3つのタイプがあると言われています。
例えば、同級生や先輩との関係、親子や夫婦関係、兄弟・姉妹関係、異性との恋愛関係など私たちの周りには色々な人間関係が広がっています。
そんな人間関係の中で、気持ちを我慢してしまう人や自分の言いたいことを一方的に主張する人、いつも関係が途切れてしまう人や上手に関係を作っていく人、様々なタイプがあります。
今回は、アサーション(自分のことも相手のことも大切にするという意味)という視点から3つのタイプを解説していきます。
まずは、自分のタイプをチェックしてみましょう!
少しでも自分に当てはまると思う項目には、○をつけてみて下さいね。
自分のタイプをチェックしてみよう!
次の質問項目に当てはまる場合は○、当てはまらない場合は×で答えてください。
A項目 | |||
① | 人前で弱さをさらけだすのが苦手である | ○ | × |
② | 人の悪いところを指摘することがよくある | ○ | × |
③ | 自分の思い通りにならないとイライラしてしまう | ○ | × |
④ | 他人のミスについつい厳しくなってしまう | ○ | × |
B項目 | |||
① | 引っ込み思案なところがある | ○ | × |
② | 自分に自信がない | ○ | × |
③ | 相手の意見に合わせて行動するところがある | ○ | × |
④ | 相手に認められたいと期待することがある | ○ | × |
⑤ | 相手に反論されると言い返せなくなる | ○ | × |
C項目 | |||
① | 他人に正直な気持ちを打ち明けることができる | ○ | × |
② | 常に積極的に行動することができる | ○ | × |
③ | 人が多い場でも自己主張ができる | ○ | × |
④ | 苦手な人との会話も柔軟にこなせる | ○ | × |
⑤ | 相手に避難されても、自分を卑下せず、さらに相手の意見も尊重できる | ○ | × |
さて皆さんは○がいくつありましたか?
結 果
A項目の○が一番多かった人 → 攻撃的タイプへ
B項目が○が一番多かった人 → 非主張的タイプへ
C項目が○が一番多かった人 → アサーティブタイプへ
攻撃的タイプ
このタイプは相手よりも自分の意見を優先するドラえもんでいえばジャイアンのようなタイプです。
自分の主張をはっきりと伝えますが、相手の気持ちを無視し、主張を押し付ける言動をします。
このタイプは勝ち負けで物事を決めたり相手より優位に立とうとします。それは「自分は一番」「あなたはダメ」 といった気持ちが根底にあるからですね。
攻撃的タイプは必ずしも「口調がキツイ」 とか「大声で怒鳴る」だけではなく 自分勝手な行動をしたり、そのため巧妙に相手を操作しようとすることもあります。
非主張的タイプ
このタイプは自分よりも相手を優先するドラえもんでいうとのび太君のようなタイプです。
自分の気持ちや意見を表現しなかったり、 しそこなったりするのがこのタイプです。
ただ自分の意見を口にしないだけではなく、あいまいな言い方や言い訳がましいのもこれに当てはまります。
このタイプは「どうせ言ってもわかってもらえない」 「自分はやっぱりダメだ」という気持ちがあります。
また、相手に対して「あなたの言うとおりにしてあげたのに相手は私のことをわかってくれない」といった恨みがましい気持ちが残りがちです。
アサーティブタイプ
このタイプは相手も自分もどちらも大切にするドラえもんでいうと、しずかちゃんのようなタイプです。
自分の気持ちを正直に率直に、その場にふさわしい表現方法ができるタイプです。
そして相手が同じように意見を話すことを人にも薦めることができます。また、その結果として意見がぶつかることもあることを知っています。そして意見がぶつかったときは自分の意見をすぐに折りません。
お互いに意見を出し合っていき、そこでお互いに譲ったり、譲られたりしながら双方にとって納得のいく結論を出そうとします。3つの中では一番理想的なタイプですね。
自分のコミュニケーションのタイプを知っておくことは、自分を受け入れていく上でも大切です。
是非、参考にしてみてくださいね。
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