169+
家庭内暴力が増加している⁈

皆さん、こんにちは。
新型コロナウイルスが世界的に感染拡大していて、毎日の生活もままならず、明日のことすら分からないという不安定な状況です。不安な日々をお過ごしの方がほとんどだと思います。

加えて、休校措置や自粛ムード・外出制限の影響で、家族全員が家で過ごす時間が多くなっているので、今まで通りの生活のリズムが崩れて、ストレスを抱えている人も多いと思います。

誰しも、感染の心配・不安だけでなく、家庭内でのストレスが精神的にも大きな負担になっていることは間違いありません。

大人でもストレスを抱えているということが顕著になっていて、海外では家庭内暴力が深刻化しているそうです。(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00010004-abema-int

海外に限らず、いずれ日本でも様々な心理的影響が表れてくるでしょう。

不安・恐怖やストレスからくる暴力により、弱い者が犠牲になるのはいつの時代も変わらないのかもしれません。

子どものストレスコーピング

大人のストレスコーピングについては以前の記事で紹介しましたが(詳細は『ストレスコーピングを取り入れよう!』)、 このような困難な状況下では、大人だけでなく、子ども達のストレスも溜まっていることが想定されます。

WHO(世界保健機構)が推奨する子どものストレスコーピングについての情報をご紹介します。

https://www.who.int/docs/default-source/coronaviruse/helping-children-cope-with-stress-print.pdf?sfvrsn=f3a063ff_2

このサイトを抜粋・要約すると、

  • 子ども達は様々な形で、ストレスを表現します。強い不安や心配から感情がコントロールできなくなり、突然怒りっぽくなったり、興奮したりします。また、後退(赤ちゃん返り)も見られ、ペタペタとママにくっついてきたり、甘えたり、おねしょをしたり、逆に自分の部屋に引きこもることもあります。
  • 困難な状況下では、いつも以上に子どものことをよく見て、安心させる必要があります。話を聞く、あまり怒らない、たまに一緒に遊ぶなど、リラックスできる工夫をしてあげましょう。
  • なるべく子どもが一人になる環境は避け、家族と一緒に過ごしましょう。もし、家族の誰かが入院した場合は、様子を伝えたり、定期的に電話をするなどして、安心できるように配慮しましょう。
  • いつもと同じ生活リズムを心がけましょう。もしくは、新しいスケジュールを作り、学業・学習と同じように遊び・リラックスの時間も大切にしましょう。
  • 情報・事実・今何が起きているのかを正確に伝えましょう。ウイルス感染の予防策や感染時の対応などを年齢にあった表現で怖がらせることなく伝えましょう。 とのことです。

思春期のストレスコーピング

特に、思春期の子ども達は、友達の存在がとても大きいので、電話やメール、オンラインの会話やチャットなどで友達とつながり、お互いの様子を知ることも大切です。

誰かとつながっていることで、「不安なのは自分だけじゃないんだ」という確認ができ、安心感が持てます。

また、家族の時間が多く取れるので、いろんなことを家族みんなでやって、日頃あまり話さない子どもと一緒の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

  • 家族みんなでテレビゲーム
  • ボードゲーム(将棋・チェス・リバーシ・人生ゲーム・モノポリー・その他)
  • カードゲーム(トランプ・ウノ・花札など)
  • できる範囲で散歩や運動
  • みんなで一緒に食事を作る
  • 学校のプリント・教科書の整理や部屋の掃除・模様替え
  • 断捨離
  • DIY など

共同作業をすることで、家族の会話も増えて、ストレスを発散させることもできるので、おススメです。

オンラインカウンセリングがご利用いただけます

それでも「どうしようもなく不安だ」、「誰かに話を聞いてもらいたい」という方のために、おやこ心理相談室では、オンラインカウンセリングがご利用になれます。

わざわざ来室しなくても、お家にいながら、不安な気持ちをご相談いただけます

直接話したい方は電話カウンセリング・好きなときに相談されたい方はメールカウンセリングが選べて、お支払いもクレジット決済がご利用いただけます。

みんなで知恵を出し合い、この苦境を乗り切っていきましょう。

169+