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皆さん、こんにちは。
昨今、ニュースやメディアでは、子どもを虐待する親の問題が取り上げられ、その問題の深刻さも注目されるようになってきました。

家庭という密室空間の中で行われる虐待は、周囲にはなかなか分かりません。

そんな中、無事に生き残って大きくなっても、親に虐待された経験を持つ子どもは、人間関係に大きな傷を背負います

人間関係の基本は、母親との関係

私たちの人間関係は、ほとんどが親、それも母親との関係をなぞるものだと言われています。

母親が残酷で、自分を一切認めず、いじめられ続けた人であれば、逆に自分をいじめる相手との関係に安心感を抱いてしまいがちです。

他の母親を体験していないので、自分を冷たく扱う人の方が馴染みが良いわけですね。

こういった方は、他人から大切にしてもらったりすると、どうにも落ち着きません。その人にとっては「自分が大事に扱われ、愛される」というのは未知の世界なので、勝手が違って居心地が悪いわけです。

そして、大急ぎで、また自分をいじめる相手との関係を求めてしまうのです。

酷い扱い=「愛」

親に「お前はダメだ。ダメな奴だ」と言われて育った女性は、自分を「ダメ」扱いする男性を選んでしまいがちです。

そして、彼になじられながら「ほら、やっぱり私はダメなのよ」と確認し、その関係に安心します。

親にいくら酷いことをされても「あんな親でも、私のことを愛してくれている」と思っていることが多いので、男性にどんなにひどい扱いを受けても、「こんな彼だけど、本当は私のことを愛してくれているはず・・・」と思っています。

要は、酷いことをされるのが「愛」だという、ゆがんだ認識を持ってしまっているのです。

なぜあんないい子が、あんなどうしようもない男と結婚するのかしら?」と周囲が不思議に思うような不釣り合いな結婚は、たいてい親との関係が原因で起こっています。

また、いじめられた子ども達は、親に気に入られようと必死に「良い子」をやってきたので、周囲の願望を読むことにはたけています

自分の欲求より何よりも、まずは他人の欲求を満たすことを最優先し、尽くしていきます。

そして、皮肉にも自分をいじめてくる「つくしがい」のある問題の多い男性を求めてしまうのです。

彼女たちの多くは、どこかで、その冷たい男性が、自分の愛情によって改心し、暖かく信頼できる人物へと変わってくれることを望んでいます。

それは、自分に冷たかった親によって負わされた心の傷が少しでも癒されると思っているからかもしれません

相手を苛立たせるプロフェッショナル?

しかし、逆に、優しくごく普通の男性を自分に冷たくするように作り変えてしまう場合もあります。

「いじめられる自分」に慣れてしまっている人は、相手から自分をいじめる気持ちを引き出すのがうまいんですね。

優しくされると、「こんなはずはない、今はこうだけど、いつかは私をいじめるんじゃないか?」と不安になり、わざわざ相手に嫌われるような態度を取っては相手をイライラさせます。

こうして、思い通りに相手が自分に冷たくするようになると「ほ~ら!やっぱりね」と安心するのです。

今回は女性の例で説明しましたが、もちろん男性にも当てはまります。

どうも自分が不本意な恋愛ばかりを繰り返していると感じたら、是非、一度小さい頃にさかのぼって、自分の生まれ育った環境や両親とのことを思い出してみることをお勧めします。

心の傷の回復は、そう簡単にはいきませんが、それでも何が自分にとっての心の傷になっているのかを知っていることで、その後の人生に大きな違いが生じてくるのです。

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