皆さん、こんにちは。
いつもおやこ心理相談室をご利用いただき、ありがとうございます。
☘ 2学期が始まるにあたって
長かった夏休みも、もうすぐ終わります。
2学期が始まる直前に、
「学校に行きたくないな…」
「また、あの場所に戻らなきゃいけないのか……」
そんな気持ちを抱えている子もいるかもしれません。
夏休みの終わりが近づくと、眠れなくなったり、お腹が痛くなったり、元気がなくなったりする子もいます。
もし、今あなたがそんな気持ちでいるのなら、まず伝えたいことがあります。
学校に行きたくないと思うことは、おかしなことではありません。
そして、学校に行けないことと、あなたの価値は、まったく別のことです。
☘ 「学校に行かなきゃ」と思わなくていい
「頑張って行かなきゃ!」
「みんな行っているのに…」
「このまま行けなくなったらどうしよう…」
そんなふうに、自分を追い詰めてしまうことがあります。
でも、本当に大切なのは、学校に行くことだけではありません。
今、どんな気持ちでいるのか。
何がつらいのか。
何を怖いと思っているのか。
そこを大切にしてほしいと思っています。
いじめ、友人関係、勉強、部活動、先生との関係、進路、家庭のこと。
はっきりした理由がある子もいれば、「なんとなく行きたくない」という子もいるでしょう。
理由が自分でも分からなくても、「つらい」と感じていること自体が、大切なサインです。
☘ この時期だからこそ、命を守ることを
この時期、私たち大人が特に気をつけたいことがあります。
それは、子どもの命です。
厚生労働省の資料では、小中高生の自殺者数は、9月1日に多くなることが示されています。
また、近年は9月1日だけでなく、その前後にも増加傾向がみられます。
夏休みが終わり、「また学校が始まる…」という現実に直面したとき、本人にとっては、大人が想像する以上の苦しさになることがあります。
だからこそ、
「学校くらい行きなさい!」
「みんな頑張っているよ!」
と励ます前に、
「今、つらいことはない?」と聞いてほしいのです。
もし、
「死にたい」「消えたい」「もう無理」「いなくなったほうがいい」
そんな言葉が出てきたら、否定したり叱ったりせず、まずは受け止めて下さい。
そして、一人で抱え込まず、周囲の大人や専門機関につないで下さい。
☘ 子どもたちへ
学校に行きたくないなら、「行きたくない」と言っていいんです。
学校に戻ることよりも、あなたが今日を生きていることのほうが、ずっと大切です。
今は学校に行けなくても、少し休んでも、誰かに助けてもらっても、あなたの人生が終わるわけではありません。
今いる場所が世界のすべてのように感じるかもしれないけれど、これから出会う人や場所は、まだまだあります。
だから、ひとりで答えを出さないでください。
「助けて」
「学校に行きたくない」
「なんとなく苦しい」
一言だけでも大丈夫です。誰かに話してください。
☘ 相談できる場所があります
家族には話しにくい。先生には言いにくい。
そんなときは、第三者に相談してもいいのです。
- 24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(なやみ言おう)
夜間や休日を含め、24時間相談できます。子ども本人だけでなく、保護者も利用できます。
こども家庭庁の「相談窓口」では、いじめ、不登校、心の悩みなどについて相談できる窓口も紹介されています。
厚生労働省が運営する、LINEやFacebookからチャットを利用して相談できる窓口です。
そして、もちろん、
おやこ心理相談室でも、いつでもご相談をお受けしています。
「学校に行きたくない」
「子どもが学校に戻るのを嫌がっている」
「夏休み明けから様子がおかしい」
「子どもが『消えたい』と言った」
そんな時は、一人で抱え込まないで下さい。
学校に行くことをどうするかだけではなく、「どうしたらこの子が安心して毎日を過ごせるのか」を一緒に考えていきます。
2学期が始まるこの時期は、子どもたちにとって、「学校に行けるか」よりも、「つらい時に、誰かに助けを求められること」の方が、ずっと大切です。
「行きたくない」と言っている子どもの声を、どうか「わがまま」と片づけないで下さい。
その言葉の奥に、「助けて」というSOSが隠れていることがあります。
どんなに苦しい時でも、ひとりで抱えなくていいんです。
それを、子ども達にも、大人達にも、伝え続けていきたいと思います。





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