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皆さん、こんにちは。

子育ては「分からない」もの

「子どもを育てる」ということを、世の中のお母さんたちは、いとも簡単にやってのけているように見えるかもしれませんが、実は「子どもを育てる」ということは、お母さんたちにとって分からないことだらけの、未知の世界なのだと思います。

母親や父親になるための資格があるわけではないし、そのための学校や勉強があるわけでもありませんね。(個人的に、そんな学校があってもいいなと思っています。)

子どもを授かるのは、色々なタイミングがあって、必ずしもお父さんとお母さんの準備ができている時とは限りません

望んだタイミングで授かることができたとしても、「親になる準備が十分でしたか?」と問われると、どうでしょう。

太古より脈々と受け継がれてきたこの命のリレーは、これまでまったく「当人と身近な家族の経験」により成り立ってきたといっても過言ではないのかもしれません。

当人か、身近に頼れる家族がいて、そのいずれかに「子どもを育てるうえで充分な知識と、子育てがそれなりに順調だった経験がある」という高いハードルをクリアしていれば、子育ては「いとも簡単な、誰でもやっていること」だと言えるかもしれません。

しかし、多くの場合、そうはいかないでしょう。

子どもを育てるという仕事は、「分からないことの連続」というのが自然で、「子育てって、よく分からない」というのがお母さんたちの素直な感想なのだと思います。

分からないことに対する不安が問題を生む

子育てにおいて、「よく分からない」と感じることや「これで合ってるのかな?」と疑問に思うことは、至って当然のことなのですが、多くのお母さん達は、この「分からない」ことを不安に感じてしまいます

そして、この不安に耐えることが難しいので、

「この不安を何とかしないといけない」=『(私が)子どもを何とかしないといけない』

と思い込んでしまいます。

そのため、必要以上に手を出し口を出し、知らず知らずのうちに、子どもにとって窮屈な関係を築き上げてしまい、様々な問題が発現してくるのです。

日常でも良く起こる

不安がゆえにやりすぎてしまうことをお料理で考えると、分かりやすいかもしれません。

お肉を焼く時に、火が通っているか心配になって、つい長く焼きすぎてしまい、硬くなって美味しくなくなってしまったことはありませんか?

もやしをゆでる時に、こんなに短時間で大丈夫なのかと不安になり、つい長くゆでてしまい、食感が悪くなってしまったことがありませんか?

触らなくてもいいのに、つい触ってしまって形がくずれてしまったこと。

1回で充分なのに、焦げてしまうことが心配でつい何度もひっくり返してしまうこと、などなどです。

「不安や心配から、ついつい余計な行動を引き起こしてしまう」、ということは日常ではよく起こることなので、子育てにおいても知らないうちにやってしまっている方も多いのです。

言い換えれば、分からないことをそのままにしておけず(不安に耐えられず)、白黒つけたい(自分が何とかしたい)という気持ちが強いお母さんが多いのかもしれません。

子どものことを大切に思う気持ちがあることは間違いないのですが、この結果では本末転倒で、とてももったいないですね。

確認作業が心に余裕を与える

こういったお母さん達に必要なのが、確認作業です。

確認作業ができないと、

分からない・不安 → 確認できない → 不安が募る → やりすぎる → 問題が発現 

というループを辿ります。

しかし、不安が先走って余計な行動を取る前に、確認作業ができると、こう変わります。

分からない・不安 → 確認できる → 安心する → やりすぎない良好な親子関係

誰かに「それでいい」と言われると不安が安心に変わり、心に余裕を持つことができるので、自分の「やりすぎ」にも気が付くことができるようになります。

結果的に、親も子もお互いがラクに自分らしくいられる関係を築くことにつながります。

子育てには明確な答えがないので、自分のやっていることが本当にこれでいいのか?良かったのか?という疑問はどこまでも付きまとってきます

それらを確認するために、お母さん達は意識せずとも、旦那さんに相談したり、自分のお母さんや義理のお母さん、ママ友や先輩ママに話をきいてみたり、子育て支援に相談してみたりと色々な方法を取っているわけですね。

不安を感じるのは悪いことじゃない

ほとんどの親御さんは、不安を抱えながらも子どものことを想って、一生懸命に努力しています

しかし、残念ながら不安が強すぎるゆえに、その一生懸命さがよろしくない方向に進んでしまうこともあります。

子育てで不安を感じることは、自然なことで、特におかしなことではありません

不安になった段階で、気軽に確認作業ができて、その都度不安を解消することができれば、ついついやりすぎてしまうことが防げるのではないかと思います。

何もかもが初めてで分からないことだらけの子育てにおいて、「それでいいよ」と背中を押してくれたり、「それもいいけど、これはどうだろう?」と道を示してくれたり、そんな存在がとても重要なのだと思います。

おやこ心理相談室が日々やっていること

おやこ心理相談室が日々やっていることがまさにこの「確認作業」にあたることです。

通常は、周囲の人を頼りながら、気軽におしゃべりする中で行う確認作業ですが、中には、周囲の援助が得られない場合・誰にも相談できない場合や、相談できても不安が処理できなかったり、自分が思っていたのと違うことをアドバイスされて余計不安になってしまうといった場合があります。

これまで適切な確認作業が得られずに、親子関係が絡まってしまったというご相談において、私達おやこ心理相談室がやっているのは、子育ての「確認作業」です。

ご相談者様と一緒に、これまでのやり方を一つ一つ丁寧に確認していくことで、子育てのループから脱出するお手伝いをしています

これまでの子育てを振り返ることは勇気がいることだとは思いますが、これからの子育てを考えるうえでとても大切なことです

ループから抜け出した後でも、「これで良かったのかな?」という疑問に、その都度お応えしています

確認が取れて、自分の子育てに安心が感じられるようになってくると、やりすぎることが減り、親子関係も整い、徐々に確認の必要がなくなっていきます。

誰にも確認ができない時や、誰に確認したらいいのか分からない時、どうしてもやりすぎることから抜け出せない・気が付けない場合などは、是非、一度ご相談下さい。

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