皆さん、こんにちは。
ここ数年間で「疲れた・・・」という学生や若者が非常に増えている印象を持ちます。どことなく「合言葉」みたいになっていますね。
親が何を聞いても「疲れた・・・」と返答。実際、今の学生や若者は結構疲れています。
学校生活以外にも習い事や塾などやることが本当に多いですね。
それに、メールやLineなどメディア(SNS)に多くの時間が奪われてしまっている子もいます。「いつどこでどういう悪口を書かれているのか・・・」など、結構気になっている子も少なくありません。
そういう意味では、今の学生は、人間関係をやるのも大変なわけですね。
色々なキャラクターの使い分け
特に、女の子なんかだと、「仲良しグループから外れた」「誰々に友達を取られた」など、人間関係で気を使うことが多いようです。
だから、今の子ども達は、「キャラ」の使い分けを小さい頃からやらなくてはいけないんですね。
先生には先生向けの「キャラ」を作る。友だちグループAでは、例えば「真面目なキャラ」をつくる。友だちグループBでは、「おふざけなキャラクター」になるとか。
結構忙しいと思います。
そういう意味でも、人間関係に必要以上に気を使わなければいけないので、疲れているのでしょう。
当の本人たちは、人間関係で自分がそんなに疲れているとは思っていません。ただ何となくだるくて、ヤル気がおきないのです。
最近では、友達の様な仲の良い親子関係なども注目を浴びていますが、実は子どもが親向けのキャラを作っていることも少なくありません。
以前は「キャラの使い分けなんてすると良くない」、「本当の自分を見失ってしまう!」なんて言われていましたが、逆に、今は本当の自分はなくてもいいぐらいになっているのかもしれません。
自分を持たずに、適度に流されるというのも一つの選択肢なのかもしれません。
自分は一体誰なんだ!?
とは言え、彼らに思春期が訪れると、否応なしに「自分は一体誰なんだ?」という大きな疑問にぶつかる時がきます。
この時、本当の自分がないと結構しんどくなってきます。
様々な問題行動を起こすことで自分探しの旅にでる子もいますね。だから最近では、本当にしんどくなっている学生や若者がとても多くなっています。
そして、彼らの共通点は、幼い頃から、キャラの使い分けを強いられ「疲れた・・・疲れた・・・」が口癖だったのです。
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