皆さん、こんにちは。
困難な状況やトラブル、ストレスが多い状況にあっても「くじけない人」っていますよね。
このような「心の強さ」と言われる力のことを、心理学では「レジリエンス(Resilience)」と呼んでいます。
日本語に訳すと、「精神的な回復力や耐久力」といいます。
現代の日本社会では、この「レジリエンス」が低く、いわゆる「くじけた状態」「心が折れた状態」になってしまう人の話題が絶えません。これは年代を問わず、子どもから大人まで共通して言えることではないでしょうか。
それでは、この「レジリエンス」を鍛えるためには、一体どうしたら良いのでしょうか?
今回は、いくつかあるポイントのうち1つに絞って解説していきたいと思います。
要は、これから解説するポイントが一番重要であり、かつ基礎になるということです。
レジリエンスを鍛えるには?
人は困難な状況やトラブルに遭遇すると、怒りや哀しみ、戸惑い、嫉妬等、様々な「ネガティブな感情」を持つことになります(ネガティブな感情との付き合い方はこちら)。
もっとも分かりやすいパターンで言えば「落ち込んだ状態」です。
人間は生きていく上で「トラブルに遭わない」ことはできませんし、トラブルに遭ったからと言って「まったく落ち込まない」という人はいませんね。
しかし、ここで「いかに早くネガティブな感情状態を終わらせるか」が人によって違うのです。
例えば、今日起こしてしまった自分の過ち(例えば、学校のテストや部活での失敗、人間関係での失敗、仕事上でのミスなど)について、一週間も落ち込んだままではなんのメリットもありませんよね。
レジリエンスが強い人は、この「ネガティブな感情」をその日で断ち切ってしまうことができます。
「一晩寝たら忘れた」はやや言いすぎですが、多くの人がネガティブな感情を翌日に持ち越さないのです。
いかに早くネガティブ感情を発散できるかがポイント!
大切なのは「ストレスが溜まったりミスをしてしまった時に、いかに早くそのネガティブな気持ち(ストレス)を開放するか」ということなのです。
ストレスの解消手段としては、以下の様なものが挙げられます。
・散歩(ウォーキング)、マラソン、ダンス、エクササイズ等の「体を動かす」行為
・カラオケ等の「声を出す」行為
・音楽鑑賞等の「趣味に没頭する」行為
・自分の状況を日記やブログなどに書き記す行為など
どのストレス解消手段が自分に合っているかは人それぞれです。
ポイントは、自分がやっていて素直に「楽しい!」とか「ラクだな~」と思えることです。
自分に合った「ストレス解消法」を見つけて、「今日は心がネガティブだな~」と感じた時こそ、それを行う習慣をつけましょう。
ストレスに強い人、つまりレジリエンスが高い人の共通点は、この「ストレス解消法の選択肢」をたくさん持っていることなのです。
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