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皆さん、こんにちは。
いつもおやこ心理相談室をご利用いただき、ありがとうございます。

☘ 「行きたくない」を「話してみてもいいかも」に変える関わり方

「子どもにカウンセリングを勧めたいけれど、どうやって誘ったらいいのか分からない。」

親御さんからこのような声を聞くことは少なくありません。

子どものことを思って勧めているにもかかわらず、伝え方によっては「自分を否定された」「無理やり連れて行かれる」と感じ、かえって抵抗感が強くなってしまう場合があります。

今回は、子どもの気持ちを尊重しながら、安心してカウンセリングにつながるための声掛けのポイントをご紹介します。

☘ なぜカウンセリングに抵抗があるのか?

☞「問題のある人が行く場所」というイメージがある

多くの人にとって「カウンセリング」は、まだまだ特別な場所というイメージがあります。

自分はおかしいと思われているのかな?
問題がある人だと言われている気がする…

そのように受け止めてしまい、傷ついたり反発したりすることがあります。

また、友達や学校の先生に知られることへの不安を感じる子もいます。

☞ 知らない人に会う(話す)ことへの抵抗

初対面の人に悩みを話すことは、簡単なことではありません。

どんな人なんだろう?怖い人だったらどうしよう…
話したくないことまで聞かれるのでは…

そんな不安から、カウンセリングを避けたくなる気持ちは理解できます。

しかし、カウンセリングでは、まず、お互いが安心できる関係を築くことから始まります。

無理に話をさせることはありませんし、話したくなければ何も話さなくてもいいのです。

それも大切な意思表示です。

☞ 自分でも気持ちが整理できていない

悩みを抱えている子どもの中には、自分でも何に困っているのか分からない場合があります。

何を話せばいいの?
うまく説明できない…

そんな状態では、「相談して」と言われても戸惑ってしまうのは自然なことです。

そんなときは、「何に困っているのか分からない」でも大丈夫です。

上手く説明する必要はありません。
その一言だけでも、カウンセリングはスタートできます。

☘ カウンセリングに誘うときのNG行動!?

カウンセリングに誘う際に、気を付けていただきたいことがあります。

☞ 「このままじゃダメ!」

「このままでは学校へ行けなくなるよ。」
「今のままじゃ困るでしょう。」

将来を心配する気持ちは当然ですが、このような言葉は不安や罪悪感を強め、防衛的な反応につながりやすくなります。

まずは子どもの気持ちを受け止めることが大切です。

☞ 無理やり予約して連れて行く

本人に十分な説明がないまま予約を取り、半ば強引に連れて行くことは、親子の信頼関係を損ねる可能性があります。

また、「相談することは嫌なこと」という印象が残ってしまうこともあります。

緊急性が高い場合は別ですが、基本的には本人の気持ちを尊重しながら進めることが望ましいでしょう。

☘ 子どもが受け入れやすい声掛けのポイント

では、子どもをカウンセリングに誘う際の声掛けのポイントをいくつかご紹介します。

☞ まずは子どもの気持ちを聞く

最初に必要なのはカウンセリングを受けさせるための説得ではなく、子どもの話を聞くことです。

「困っているように見えるけど、どうしたの?」
「つらいなら、一度相談に行ってみる?」

現状と子どもの意思を確認してみましょう。

☞ カウンセリングの目的を分かりやすく伝える

子どもは「治療を受ける場所」と思っていることがあります。

実際には、カウンセリングは困っていることや気持ちを整理し、一緒に解決方法を考えるための場です。

例えば、

「何かを直される場所じゃないよ。」
「困っていることを一緒に整理するために話を聞いてくれる人なんだ。」

と伝えることで、不安が和らぐことがあります。

☞ 保護者の気持ちを伝え、一緒に相談する姿勢を見せる

子どもだけに「相談しなさい」と伝えるよりも、

「お母さん(お父さん)も相談したいと思っているんだ。」
「一緒に話を聞いてもらおうか。」

と素直な気持ちを伝え、一緒に相談する姿勢を見せます

子どもは「自分だけが問題なのではない」と感じられ、安心します。

☞ 選択権を子どもに残す

「一回だけ話を聞いてみる?」
「合わなかったら続けなくても大丈夫だよ。」

というように、最終的な選択権を本人に残すことも大切です。

「自分で決められる」という感覚は、安心感にもつながります。

☘ それでも嫌がるときは

☞ 無理に説得し続けない

一度断られたからといって、何度も説得を繰り返す必要はありません。

気持ちが変わるまで少し時間を置くことも大切です。

タイミングが変わることで、「話してみようかな」と思えることもあります。

☞ まずは保護者だけ相談する

子どもがカウンセリングを拒否している場合でも、保護者だけが相談を受けることは十分意味があります

親子関係や家庭での関わり方を整理することで、子どもの様子が少しずつ変化するケースも少なくありません。

また、保護者自身が安心できることで、子どもへの接し方にも余裕が生まれます。

実際、当相談室においても、子どもに関するご相談で、最初は保護者だけ(両親ともに、お母さんだけ、お父さんだけ)が来談し、数回後に子どもが一緒に初来談するということはよくあります。

☘ まとめ

子どもがカウンセリングを嫌がるのは、決して珍しいことではありません

大切なのは、「行かせること」を目標にするのではなく、「話してみてもいいかもしれない」と思える環境をつくることです。

まずは子どもの気持ちを受け止め、選択肢を示しながら、一緒に考えていく姿勢を大切にしましょう。

もし、どう声を掛けたらよいか分からない場合は、保護者だけでもカウンセリングを利用してみることをおすすめします

保護者の不安や悩みが整理されることで、状況が少しずつ動き始めることもあります。

ご家庭の現状に合わせた無理のない方法で、ご利用をご検討ください。

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